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Channel: 中国 –中日旅行ナビ ぶらっ人
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北京 焼酎バー惜しまれ幕

 北京にあった焼酎バー「地蔵」が5月、10年の歴史に幕を下ろした。ちょっと口の悪いシャンプーさん(37)と照れ屋のイケメン・てっちゃん(38)。日本人2人のコンビが切り盛りしてきた店は、日本人定住者や駐在員のオアシス的な存在だった。  2人は北京の大学で薬学を学んでいたが「焼酎ブーム」にも乗って一念発起。一時は上海にも店を構える盛況ぶりだった。...

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中国・寧波 1人客に見えた世相

 中国浙江省東部の寧波。唐の時代から海外貿易の拠点として栄え、遣唐使の窓口でもあった日本ともゆかりの深い街だ。  奉化江と余姚江が合流する港町だけに、取材を終えると足は自然に屋台街へと向いた。水槽の海鮮を選び、料理してくれる店が軒を並べていたが、残念ながらいずれも店舗形式。「衛生面の指導が厳しく、以前は夜だけ許された屋外の屋台も今は禁止」とか。...

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中国・昆明 即席「昼食会」にご招待

 「メシ食っていけよ」。中国雲南省の昆明で翡翠(ひすい)業者を取材していたとき、相手の中国人男性店主(35)に食事を勧められ、一瞬戸惑った。...

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北京 自然体の懸け橋願う

 「私たちだって凡人ですよ」。中国の作家・魯迅のひ孫に当たる田中華蓮さん(22)と悠樹さん(22)の双子の姉妹を取材した時のこと。終始穏やかに話していた2人が、この時ばかりは少し語気を強めた。  幼いころ「魯迅のひ孫なのに中国語もできないの」と言われ傷ついた話、中学まで日本で過ごし高校から北京に渡った話を聞き、私が「凡人には分からない苦労が」と思わず口にしたことに、即答が返ってきた。...

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上海 株を上げたのは香港

 上海株式市場の株価急落は、国際標準とは似て非なる「官製市場」であることを露呈した。強気相場をあおってきた政府はなりふり構わぬ株価下支え策を連発。一時は上場企業の半分近くが「重大事項を計画している」として、自ら株の売買停止を申請し、パニックを広げた。...

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北京 意外や粋なサービス

 中国のサービスに閉口することは多い。昼食を食べようと店に入ると、「新メニュー」の表示があったので早速注文。しかし、店員は「もう売り切れた」と素っ気ない。タクシーに乗れば、暑い夏の日なのにエアコンをつけず、ただ窓を開けて走るだけ。こっちが頼んだ後、不機嫌そうに渋々スイッチを入れる運転手を見ると、お国柄を痛感する。...

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中国・桂林 石積み1159段 「友好亭」 

 軽い気持ちで登ったのがまずかった。中国南部、水墨画のような風景で知られる桂林に近い老寨(ラオジャイ)山。麓で旅館を営む林克之さん(69)に30分で登れると聞き一緒に出掛けたのだが、思った以上の勾配だった。日ごろの運動不足もたたって、途中ですっかり息が上がってしまった。...

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中国・深セン 緑帽の罰に怒るわけ

 赤信号を無視する歩行者横行に業を煮やした中国深セン市の公安当局が、20元(約400円)の罰金を支払う代わりに、緑の帽子をかぶらせ、交通安全指導の手伝いをさせるという新たな政策を8月から導入した。  華僑向けの通信社・中国新聞社などによると、新政策導入から3日目には、286人が赤信号無視で摘発された。92人は罰金を支払ったが、3分の2以上の194人は新導入の罰を選択したという。...

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北京 警察官からの「助言」

 6年ぶりに赴任した北京。記者登録のため市公安局へ出向くと、書類を受け取る警察官に見覚えがあった。彼も「おお、また来たのか!」と声をかけてきた。感動の再会、と言いたいがそうでもない。彼は外国人記者の監視役でもあるからだ。...

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北京 現場の営業が生命線

 「この書類持ってきた? なければビザは出ないよ」。米国出張を控え、ビザ申請のために米大使館前に着くと、中国人男性から不意に声を掛けられた。  米国のビザ申請には、ネットを通じて氏名やパスポートナンバーを入力した後、プリンターでその書類を印刷。書類にはバーコードが付いていて、当日に持参することが必要だ。...

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北京 病に付け込むダフ屋

 中秋節(9月27日)の直前、北京市内の総合病院ロビーはごった返していた。各診療科で1日に診察する患者数は限られており、事前に予約しないと受診できない仕組み。その総合病院は午前6時半と午後10時に診察予約券を交付。診察予約券を手に入れるために、患者や家族らが殺到して列をなしていたのだ。...

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北京 ヤミ両替屋表立つ!?

 支局の口座がある北京の銀行に行くと、いつもリュックを抱えた男性がいる。中身は数10万元(1元は約20円)もの人民元紙幣。彼はいわば銀行“公認”のヤミ両替屋だ。  「客」は主に外国人。ドルやユーロ、円を渡すと、通常レートに少し上乗せして元に両替してくれる。行員の目の前で堂々と取引し、受け取った外貨を窓口に持って行き、そのまま自分の口座に入れる。...

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中国・丹東 制裁の影 博覧会にも

 約5年ぶりに北朝鮮との国境にある中国遼寧省丹東市を訪ねた。中朝国境最大の貿易都市だ。市内に北朝鮮の政府や貿易関係者が多数駐在し、小ぶりの街には北朝鮮直営レストランが21店もある。  丹東入りは10月半ばに開かれた中朝貿易の拡大を目的とする「中朝博覧会」の取材が目的。2012年以降毎年開かれており、今年で4回目。...

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北京 大声通話 気にしない

 とにかく、うるさい。「声調と呼ぶ抑揚と多数の母音・子音を特徴とする発音のためだ」と聞いたことがあるが、中国人の多くは声が大きい。そこに、携帯電話の普及が喧噪(けんそう)に拍車をかけている。  北京の地下鉄やバスに乗ると、いたる所で携帯電話に向かって、訴えかけるように話す声が飛び交っている。地方のホテルに宿泊すれば、隣室から壁越しに夜通し、会話が聞こえてくることもざらにある。...

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中国・敦煌 豚冷遇に穀物浪費説

 古くからシルクロードの分岐点として栄えた中国甘粛省のオアシス都市・敦煌を訪れた。  街の中心部には、中国のイスラム教徒である回族が経営する「清真料理」の店が軒を連ねるにぎやかな夜市があった。  夜風に吹かれて友人と羊肉串焼きに舌鼓を打ちながら、イスラム教徒がなぜ豚肉を口にしないかが話題になった。...

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北京 人力車 30分の平和論

 日曜の深夜、タクシーがつかまらない。困っていると、人力車の車夫が「乗ってきな。安くしとくよ」と声をかけてきた。  李さんという男性は小柄で63歳。私の体重は110キロもある。「大丈夫。ピューッと進むよ」。明るくペダルをこぐが案の定、歩くより遅い。上り坂では手押しする。申し訳ない気分になったが、私が日本人と知ると次々と話しかけてくる。...

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中国・瀋陽 消えた北朝鮮の薫り

 かつて中国東北部の遼寧省瀋陽に足を運んだ折、頻繁に利用したホテルがある。北朝鮮と関係が深く、従業員のほとんどは北朝鮮から派遣された人々。朝食会場に行けば、北朝鮮の貿易関係者があふれており、彼らが朝鮮語で話し合う内容に耳を傾けながら、朝鮮料理に舌鼓を打ったものだった。...

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上海 大トラ狙い撃ち成功

 中国の習近平政権が汚職撲滅をめざす「トラ退治」で、ついに上海市にも切り込んだ。  上海トップの韓正・市党委書記の信頼が厚いという艾(アイ)宝俊副市長が「厳重な党規律違反」の疑いで取り調べを受けた。汚職事件になるのは必至の情勢だ。...

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中国・深セン 割り込みに事情あり

 行列に並ぶ時に順番を守らない人の多い中国。だが、自分まで順番を守らず割り込みをする時が来るとは思わなかった。  シンガポール出張から北京に戻るため、飛行機の乗り換えで深センの空港に降りた。ところが到着が30分遅れた上、入国審査後に税関を通ろうとすると、目の前には審査待ちの長蛇の列が待ち構えている。...

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北京 暗闇が温める人の心

 12月になって北京の至る所でイルミネーションが輝く光景を見るようになった。クリスマスを祝う習慣が若者を中心に定着。にぎやかな音楽こそ流れていないが、夜の闇を照らす光を見ていると中国にいることを忘れてしまいそうだ。...

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