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Channel: 中国 –中日旅行ナビ ぶらっ人
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北京 自由歌えないロック

 ヒット曲「朋友(ぽんよう)」を作曲し歌った臧天朔(そうてんさく)さんが9月末、54歳の若さで亡くなった。1990年代に人気を博したロック歌手で、新聞でも大きく死去が伝えられた。ただ、晩年は暴行事件で服役し肝臓がんを患っていたといい、若い人はほとんど知らないらしい。...

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北京 消えゆく市場の熱気

 中国の習近平国家主席は、首を少し左に傾けて立つ癖がある。北京の人民大会堂で行われたコンゴ共和国大統領の歓迎式典を取材した際、カメラの望遠レンズ越しに見た習氏は、猫背ぎみで首を傾け、明らかに疲れているように見えた。  それもそのはず。北京で開かれた中国アフリカ協力フォーラムにアフリカ53カ国の首脳らを招き、立て続けに会談をこなしていた。...

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北京 お休みはつらいよ…

 建国記念日にあたる国慶節の休み期間中、中国では7億人が「大移動」し、観光地は人であふれ返る。留学時代、江西省の廬山(ろざん)を登った時、登山客の渋滞でこりごりして以降、国慶節は北京にいるか海外脱出していたが、今年は快晴が続いたのでレンタル自転車で巡ってみた。...

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北京 「心眼を養う」とは?

 出張帰りに北京南駅で乗った高速鉄道で、私の指定席に別の人が座っていた。30歳くらいの中国人男性に「切符を買ったら妻と離れ離れの席になってしまった。あなたの席は妻の隣なので替わってもらえませんか」と頼まれ、快く応じた。...

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北京 「日本人顔」のなぜ?

 中国駐在の記者は毎年、居留証の更新が不可欠。「年の割に若く見えますね」。昨秋、北京の出入国管理事務所に更新手続きで出かけた際、窓口の若い担当者は50代半ばの記者がうれしくなる言葉をかけてくれた。  今年もまた足を運んだ。担当者は昨年と同じ。彼は、私と更新申請書に貼られた写真を見比べた後、ニヤリとして今度はこう言った。「日本人の顔そのものですね」。意味が解せぬまま笑顔を投げ返しておいた。...

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上海 自由を制限する実験

 上海で開催された第1回中国国際輸入博覧会の厳戒ぶりは、人々の自由をどこまで制限できるかの社会実験のようだった。  会場入り口のゲートを通過した瞬間、左前の画面に、あらかじめ登録してある私の写真が映し出された。本人かどうかを顔認証する最新装置だ。頭上からはおびただしい数の監視カメラがにらみを利かせていた。...

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北京 友好ラリーより広く

 卓球の強豪、明治大卓球部が訪中して、北京大と交流試合を行った。併せて、北京日本人学校や地元中の子どもたちに指導するイベントも開かれた。  今回の交流の立役者は明治大の児玉圭司総監督。1956年の世界選手権でベスト16と活躍し、長く日本代表監督を務めた。70年代初めのピンポン外交の頃からライバルだった中国の卓球界とも交流が深い。...

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上海 一方的な物語に疑問

 上海には、戦前にユダヤ難民2万人が暮らしていた古い建物が残っている。上海を占領していた日本が、1943年に指定したユダヤ人の居住区だ。  今ここに住む中国人のおじいさんは「オレはユダヤ人など見たことないぞ。政府はうそつきだ」と息巻くが、それもそのはず。戦後、米国やイスラエルなどに移って行き、上海に残った人はほとんどいない。...

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上海 ほとぼり冷めてから

 イタリアのファッションブランド「ドルチェ&ガッバーナ」(D&G)の広告動画が、中国を侮辱したと問題になった直後の週末、上海市内にあるD&Gの店舗を訪れた。  昼下がりの人出の多い時間帯だったが、客はゼロ。店の前で記念撮影をしている老夫婦がいたくらいだ。すぐ近くにあるシャネルなど別ブランドの店には多くの客が訪れ、入店制限もしているのに…。...

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北京 国の監視体験する?

 北京の国家博物館で改革開放40周年を祝う展覧会が開かれている。中国の科学技術の進歩を誇るコーナーで、弁当箱ほどの装置につながった大画面の周りに人だかり。  弁当箱の上に来場者が身分証をのせると、これまでに乗った航空便の国内線と中国発着の国際線の経路が、画面上の地図に表示される。飛行距離や飛行時間も示され、来場者の飛行距離がランキングされる。...

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中国・黄岡 味染みた豚肉スープ

 山裾にある農家の一室で話を聴いていると、豚肉のぶつ切りと長イモの具をてんこ盛りにしたスープを勧められた。「私が育てたブタの肉ですよ」。体を壊した夫の横で、ずっと泣いていた妻は少しだけ誇らしそうに何度もよそってくれた。  少し硬めの肉はかむほどに味が出てきて、ほくほくの長イモと相性がいい。ショウガと塩味だけのシンプルなスープをすすると、すっかり温かくなった。...

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北京 塾講師はスマホ疲れ

 小・中学生向けの塾で英語を教えている中国人の友人が「もうスマートフォンを捨てたい」とため息をついた。画面を見ると、通話アプリ、微信(ウェイシン)に生徒の親たちからメッセージが次々と送られてくる。...

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上海 「三通」から10年経て

 「定年まで大陸で働きたい。台湾にいるよりチャンスが大きいからね」。上海のレストランで料理長を務める標さん(43)は自分の選択が正しかったと自信を持っている。台湾・台南市出身。12年前から中国で働く。  中国は今年、改革開放政策の導入から40年だが、中台間の交流の歴史は、それほど長くない。2008年12月15日に通商、通航、通郵の「三通」が全面的に解禁され、ようやく交流が本格化した。...

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中国・深セン 都市の多様性残して

 「深センをひと言で言うとどんな都市?」。深センで開かれたハイテクフェアで知り合った中国人に聞かれ、言葉に窮した。  2010年以来、3回目の訪問。当時から高層ビルは林立していたが、香港から陸路でイミグレーション(パスポート審査)を越えると、ほこりっぽく猥雑(わいざつ)な感じがした記憶がある。...

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上海 送り先で違う切手代

 昨年末に年賀状を発送するため上海市内の郵便局に行き、中国国内でも送り先によって郵便料金が違うことに気づいた。  上海市内は1.6元(約25円)、市外は2.4元、香港、マカオへは4.8元といった具合だ。ちなみに日本へは7元。  窓口の女性職員に「なぜ国内で料金が違うのか」と尋ねてみた。突然の質問に、職員は「国際郵便の料金は取り決めがあるが、国内郵便は各国が決めている」と面倒くさそうに答える。...

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中国・天津 映画より厳しい現実

 「王全璋(おうぜんしょう)は善人だ! 一党独裁をやめろ!」。黒竜江省から駆けつけた人権活動家の男性が声を張り上げ、数十人の私服警官らが両脇をつかんで無理やり歩かせる。「どけ!」。警官らは怒号を上げ、撮影しようとする記者を押しのけながら、男性を車に押しこんで連れ去った。...

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上海 自由を制限する実験

 上海で開催された第1回中国国際輸入博覧会の厳戒ぶりは、人々の自由をどこまで制限できるかの社会実験のようだった。  会場入り口のゲートを通過した瞬間、左前の画面に、あらかじめ登録してある私の写真が映し出された。本人かどうかを顔認証する最新装置だ。頭上からはおびただしい数の監視カメラがにらみを利かせていた。...

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北京 友好ラリーより広く

 卓球の強豪、明治大卓球部が訪中して、北京大と交流試合を行った。併せて、北京日本人学校や地元中の子どもたちに指導するイベントも開かれた。  今回の交流の立役者は明治大の児玉圭司総監督。1956年の世界選手権でベスト16と活躍し、長く日本代表監督を務めた。70年代初めのピンポン外交の頃からライバルだった中国の卓球界とも交流が深い。...

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上海 一方的な物語に疑問

 上海には、戦前にユダヤ難民2万人が暮らしていた古い建物が残っている。上海を占領していた日本が、1943年に指定したユダヤ人の居住区だ。  今ここに住む中国人のおじいさんは「オレはユダヤ人など見たことないぞ。政府はうそつきだ」と息巻くが、それもそのはず。戦後、米国やイスラエルなどに移って行き、上海に残った人はほとんどいない。...

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上海 ほとぼり冷めてから

 イタリアのファッションブランド「ドルチェ&ガッバーナ」(D&G)の広告動画が、中国を侮辱したと問題になった直後の週末、上海市内にあるD&Gの店舗を訪れた。  昼下がりの人出の多い時間帯だったが、客はゼロ。店の前で記念撮影をしている老夫婦がいたくらいだ。すぐ近くにあるシャネルなど別ブランドの店には多くの客が訪れ、入店制限もしているのに…。...

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