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Channel: 中国 –中日旅行ナビ ぶらっ人
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北京 五輪後の隔離部屋で

 北京冬季五輪が閉会しても、会場内のホテルから車で十五分の場所にある自宅に直接帰ることができない。五輪関係者を通じて海外から新型コロナウイルスが「持ち込まれる」のを防ぐため、郊外の隔離施設で一週間、その後は二週間、自宅での健康観察を求められた。...

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中国・周口 忘れ得ぬ羊雑湯の味

 羊雑湯は羊のホルモンスープだ。焼餅(シャオビン)という小麦粉が材料のパンの一種とともに食べるのが定番のようだ。どちらかといえば、ファストフードのような存在といえる。  河南省周口市に出張した際、タクシー運転手に「早くて、そこそこおいしいもの」という要望を伝えると、羊雑湯を出す店に連れていってもらった。...

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北京 内向き思考が生む味

 北京冬季五輪の関係者専用ホテルで飲んだコーヒーが薄く、コーヒーというよりほうじ茶に近かった。レストランのスタッフの女性に「もっと濃くしてもらわないと」と言うと、「私たちは外国人が好む味覚がわからないから」と平然と答えた。  朝食のバイキングも、味のしないチャーハンや中華のシェフが無理にアレンジした洋食など風味を欠いたメニューばかり。「外国人は薄味が好き」という偏見が基底にあるようだ。...

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中国・西安 あぁ…未完マンション

 数々の遺跡や文化財がある古都で中国有数の観光地・陝西省西安。だが今、建設途中で放置されたマンションが社会問題に。地元メディアによると、西安の未完成マンションの数は河南省や雲南省などと並び全国的に多く、約2000棟に上るという。...

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北京 拍子抜けの「まずさ」

 ロシアのウクライナ侵攻から、どのように話題がそれたのか覚えていないが、その中国人男性が力説した。「とにかくまずい。中国で1番まずい飲み物として知られている」...

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北京 強いリーダーに内心は

 「ロシアのプーチン大統領は、本当に覇気がある人だと思う。頼もしい」。ロシアのウクライナ侵攻当初、北京の市民に感想を尋ねると、男性会社員(45)が語った。中国語の口語で「覇気がある」とは、男らしく勇猛果断という意味らしい。  中国ではウクライナの悲惨な現状を伝える報道は限られ、ロシアメディアを引用するケースも多い。反米感情を持つ市民も多く、対米で共闘できるロシア寄りの声も目立つ。...

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北京 怪しげな光の正体は

 北京郊外にある料理店の個室では早くも蚊が飛んでいた。政治の話題が続いたあと、正面の中国人が「あれはなんだ!」と部屋の隅を指さした。暗がりに怪しげな赤い光が見える。...

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北京 ウイルスは怖くない!?

 「北京市内で2人が新型コロナウイルスに感染」。北京に住んでいると、こんなニュースを見ただけでドキッとする。仮に感染者と同じ日に同じ場所にいたことが分かると、濃厚接触していなくても2週間の隔離を求められる可能性があるためだ。  速報が流れると、まずは記事に詳細に記述される感染者の行動履歴に目を凝らす。自分の移動ルートと重複しないことを確認して、ようやく安心する。...

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北京 「中国人記者」の辞職

 私の書いた記事で「中国人記者」として登場したことのある男性が、私の北京離任を前に送別会を開いてくれた。その席で彼が「実は最近、記者を辞めた」と明かした。自由に書けない、給料が少ない、前途が見えない、などが理由という。...

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北京 ハイテク監視の現場

 「作業員が工作機械に近づき過ぎ、危険です」「安全ヘルメットを装着していない人がいます」。監視カメラが工場の作業状況をチェックし人工知能(AI)で解析し、危険な状況と判断すれば、自動音声で警告する。中国のIT大手が開発した工場や建築現場での安全監視システムだ。...

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北京 ゼロコロナとともに

 「部屋で走るな! けがしてもすぐに病院に入れないんだから!」。家の中ではしゃぐ小学生の子どもたちを思わず強い口調で叱ってしまった。自分のストレスをぶつけただけの、理不尽な言い方だったと後悔した。...

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中国・大連 IT駆使 緩さは健在?

 中国の入国手続きも厳しい上に面倒だ。出国前には複数回のPCR検査が義務で結果報告はネットで申請。QRコードなどで所定のサイトから必要事項を打ち込み、項目を1つでも間違えると当然受け付けない。入国時も同様の申請が必要で、ITが苦手な人にはかなり面倒だ。...

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北京 行動制限はいつまで

 4月下旬から、新型コロナウイルスの感染拡大で北京では厳しい行動制限が強いられた。本紙中国総局がある朝陽区の南部は特に厳しく、多くの地下鉄の駅が閉鎖され、タクシーも使えなくなった。制限は5月末に一部緩和されたが、5分ほど歩いて隣の区に行きタクシーを呼ぶのが日課となった。...

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北京 安さ魅力 ロシア産品

 近所の輸入食品スーパーで、ロシア産のアイスクリームモナカが格安販売されていた。「3個で9.9元(約190円)」。店は外国人が多く住む地区にある。ウクライナ侵攻以来、ロシア産品を手に取る人が減り、売れ残っているのだろう。...

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中国・大連 旧交温めるは口実?

 中国入国後の隔離措置で2週間、大連のホテルの部屋から一歩も出られなかった。単調な日々で気がめいりそうになったが、それを紛らしてくれたのが交流サイト(SNS)。隔離中の様子を投稿すると、知り合いから「ようこそ中国へ」「いつ北京に来るの? 歓迎会するよ」などの連絡があり、励みになった。...

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北京 民族衣装で入試応援

 映画やゲームでもおなじみの中国の伝統衣装、チャイナドレス。中国語では「旗袍(チーパオ)」といい、最後の王朝の清を築いた満州族の民族衣装が基だ。現在は街中で見かけることはほぼないが、最近思わぬところで出くわした。  6月上旬、中国の大学統一入試が行われた北京の会場。高校生が緊張した面持ちで試験に臨む中、応援に来た人たちの中に旗袍を着た母親らがいた。...

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北京 入店拒否も思いやり?

 北京で久しぶりに生活を始めて驚いたことの一つは「人の少なさ」。大型ショッピングセンターに行ってもガラガラで高級飲食店は閑古鳥。どこに行っても混雑、空席待ちが当たり前だったのが、うそのようだ。ネット購入が広がったことも一因だが、利用した店舗から新型コロナウイルスの感染・陽性者が出た場合、自宅で隔離措置を受ける恐れもあるため、不必要な外出を避けているようだ。...

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北京 コロナ禍転じて福?

 中国人の友人宅に招かれ手料理をごちそうになった。奥さんが作った料理に舌鼓を打っていると、友人は「料理の食材は全部ネットで注文したんだよ」と話した。中国のネット通販は以前から進んでいたが、新型コロナウイルスの感染拡大で生鮮食品も安く手に入るようになったという。友人のマンションでも感染者が出て2週間の隔離措置を受けたが、生活必需品はネット注文で配達されるため「それほど苦にはならなかった」。...

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北京 通行人からお悔やみ

 「日本の方ですか。今日はとても悲しい事件がありましたね。お悔やみ申し上げます」。安倍晋三元首相が銃撃され死亡した7月8日、北京の路上で知人と日本語で立ち話をしていたところ、見知らぬ通行人の女性に急に声をかけられた。  事件は中国でも衝撃をもって受け止められた。新聞やテレビは大きく報道し、ネット上の検索ワードでも上位を占めた。...

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上海 都市封鎖もガッポリ

 「ロックダウン中、大変だったんじゃないですか」。上海で乗ったタクシーの若い男性運転手に声をかけると、意外な答えが返ってきた。「2カ月で150万円。だいぶもうかったよ」...

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